こんにちは、レンタルスペースおじさんです。
前回の記事では、自分の得意分野や目標に合わせた「ジャンルの選び方」についてお話ししました。
「自分はこのジャンルでいこう!」という決意は固まりましたでしょうか。
ジャンルが決まったら、次はすぐに物件探し……と言いたいところですが、ちょっと待ってください。
その前に、絶対に欠かせない大切なステップがあります。
それは、「市場調査(リサーチ)」です。
ここを飛ばして「なんとなく良さそうな物件」を借りてしまうと、オープンした後に「全然予約が入らない……」という悲劇に見舞われる可能性があります。
今日は、私が実際にやっている市場調査の具体的なやり方を公開しますね。
まずは何を使って調査するのか?
市場調査と聞くと難しそうに聞こえますが、使うツールは誰でもアクセスできる身近なものばかりです。
- インスタベース(instabase)
- スペースマーケット(SPACEMARKET)
- Google検索
この3つを徹底的に使い倒します。
特に、ポータルサイトであるインスタベースやスペースマーケットには、すでに答えが落ちていると思ってください。
調査の鉄則:人気のスペースを「徹底解剖」する
リサーチの目的は、「予約がたくさん入っているスペースは、どんな工夫をしているのか?」を突き止めることです。
ポータルサイトで、自分が狙っているエリアとジャンルを指定して検索してみてください。
その後、「予約数が多い順」や「ランキング順」で並び替えて、上位に出てくるスペースを上から順に5店舗〜10店舗ほどピックアップしてみましょう。
そこからは、マーケティングでよく使われる「4P」という視点をベースに深掘りしていきます。
1. Product(プロダクト):どんな商品を提供しているか
選ばれているスペースには、必ず理由があります。
- ターゲット: どんな利用を訴求しているか(女子会、ビジネスマン、ダンスグループなど)。
- 広さ・収容人数: 何平米で何人くらい入れるのか。
- 雰囲気・内装: ナチュラル系、シック、派手なカラー……。どんな内装が好まれているか。
- 備品: 「高性能プロジェクター付き」「大型モニター完備」など、備品や家具の内容はどうか。
これらを細かく見ていくと、「このエリアでは、落ち着いた雰囲気の会議室が好まれているんだな」といった共通点が見えてきます。
2. Price(プライス):いくらで提供しているか
次に、お金の話です。
競合がどれくらいの単価で戦っているかを知らずに、自分の価格を決めることはできません。
- 基本料金: 平日と土日祝でどれくらい差があるか。
- プランの設定: 「3時間パック」や「1日貸し切りプラン」はあるか。
- 割引制度: 「長時間割」や「直前割引」「レビューを書いたら割引」などをどう活用しているか。
特に、「レビュー割」は初期の集客にめちゃくちゃ有効なので、競合がどう使っているかは要チェックです。
3. Place(プレイス):どこに出店しているか
場所の重要性は言うまでもありません。
- 最寄り駅: どの駅か、徒歩何分か。
- 周辺環境: 1階にコンビニがある、近くに100均がある……など。
- エリアの特性: 「若者が多い」「オフィス街」「住宅が多い」「オタク文化」などの地域性も見ておきましょう。
「駅から徒歩12分だけど、すごく内装に凝っていて人気」といった特殊なパターンも見つかるかもしれません。
4. Promotion(プロモーション):どうやって魅力を伝えているか
最後に、お客さんに「ここに行きたい!」と思わせる伝え方です。
- メイン写真: どんなアングルで撮っているか。明るさは? 色味は?
- 紹介文: キャッチコピーで何を一番強調しているか(「駅近」「ゴミ捨て無料」など)。
- 公式ホームページ: 独自のサイトを持っているか。
- レビューの内容: 利用者さんのリアルな声を見て、「何を良いと感じ、何に不満を感じているか」を探れば、大きな参考になります。
まとめ:気になったスペースを「ストック」しよう
ここまで調べて気になったスペースを見つけたら、スプレッドシートやメモ帳にURLをペタペタと貼り付けておきましょう。
「自分はこのスペースの、ここを参考にしたい!」
「ここはいいけれど、この部分なら自分のほうが勝てる!」
そんな目星をつけていく作業が、市場調査の醍醐味です。
この「勝てるイメージ」が湧くまでは、決して物件の契約をしてはいけません。
しっかりと市場を理解し、成功している先輩たちの良いところを吸収していきましょう。
それが、最短ルートで収益を上げるための一番のコツです。
さて、市場調査でやりたいお店のイメージが固まったら、いよいよ次なるハードル、「競合調査と収益シミュレーション」へと進みます。
数字と向き合うのは少し大変かもしれませんが、ここを乗り越えればゴールはすぐそこです。
次回も楽しみにしていてくださいね。
ではまた!