こんにちは、きくりんです。

「レンタルスペースのはじめ方」シリーズ、今回は「契約してから入居する前にやっておくべきこと」についてお話しします。

大前提として、入居したら1日でも早くオープンできるようにすることが非常に重要です。

入居した瞬間から家賃は発生します。
仮にフリーレントをつけられたとしても、1日でも早く売上を立てて軌道に乗せることが大切です。

そのためには、契約してから入居するまでの「空白期間」をいかに有効活用するかがカギになります。

ここからは、入居前にやっておくべきことを一つずつお話ししていきますね。


① 内装業者への発注

内装を入れる場合は、契約が決まったらすぐに内装業者へ発注してください。

内装業者さんも、受注してから材料を発注したり人を手配したりするので、どうしてもリードタイムがかかります。
早めに動いておかないと、入居日になっても工事が始められない……なんてことになりかねません。

発注の方法としては、Google検索で近隣の内装業者さんを探すのが一つ。
もう一つは、「家仲間コム」「くらしのマーケット」といった、複数の業者に一括で見積もりを出せるサービスを使う方法です。
まずは見積もりを取って比較し、発注してください。

ちなみに、入居前であっても内装業者の現地調査(現調)は可能です。
管理会社に「入居前ですが、内装業者の現地調査をさせてもらえますか?」と相談すれば、たいていの場合は入れてもらえます。


② 家具・備品の発注

大型のソファやテーブルなど、届くまでに時間がかかるものは先に発注しておきましょう。

日時指定で、入居日に届くように手配するのがベストです。

ここで気をつけたいのが、年末年始・お盆・ゴールデンウィーク・Amazonプライムセールなどの時期です。
こういった時期は配送がかなり遅くなることがあるので、余裕を持って注文してください。

内見のときに必要なものをリストアップし、サイズもしっかり測っておくこと。
もし測り忘れた場合は、管理会社に連絡すれば入居前でも中に入らせてもらえることがほとんどです。


③ カメラマンの発注

ポータルサイトに掲載する写真は、集客に直結する超重要な要素です。

ダンススタジオのような比較的シンプルな空間なら自分で撮影するのもアリですが、基本的にはプロのカメラマンにお願いすることを強くおすすめします。

カメラマンの探し方は、Google検索、X(旧Twitter)、ココナラなど、今はいろいろな方法があります。
自分の好みのテイストに合うカメラマンを見つけて発注してください。

費用は高くても5万円以内で収まることがほとんどです。
ここをケチると、本当に売上に直結します。
写真のクオリティは、そのまま予約率に跳ね返ってくる部分なので、ここだけは妥協しないでほしいです。


④ インターネット・水道光熱費の契約

インターネット、電気、水道、(必要であればガスも)の契約を済ませておきましょう。

特にインターネットは要注意です。
回線工事までに時間がかかるケースがよくあります。

開通までの間、ソフトバンクエアーなどのホームルーターを一時的に貸し出してくれるWi-Fi業者もありますので、そういった選択肢も検討してみてください。
オープン日にWi-Fiが使えない、というのは致命的ですからね。


⑤ お店の名前を決める

お店の名前は何でもいいのですが、一つだけ大事なポイントがあります。

それは、奇をてらった名前にしないことです。

誰が見てもパッと理解できて、口に出しやすくて、恥ずかしくない名前。
これが一番大事です。

特にダンスや撮影スタジオの場合は、「レンタルスタジオ○○ △△店」のようにシリーズ化しやすい名前にしておくと、複数店舗展開するときにスムーズです。

名前が決まったら、ロゴを作成しましょう。
Canva、AIツール、何でもOKです。


⑥ 看板・ウィンドウサインの発注

ロゴができたら、看板とウィンドウサインを発注します。

ウィンドウサインはGoogleで「ウィンドウサイン 業者」と検索すれば見つかります。

小さめの看板であれば、ラクスルでアルミ複合板を使って数千円で作れますので、コスパ重視の方はそちらもおすすめです。


⑦ Googleカレンダーの準備

店舗用にGoogleアカウントを一つ作成し、Googleカレンダーを使える状態にしておきましょう。

Googleカレンダーは、ポータルサイトや自社の予約システムと連携させてダブルブッキングを防ぐために使います。
これは運営の生命線とも言える部分なので、忘れずにセットアップしてください。


⑧ SNSアカウントの作成

特に撮影スタジオの場合、Instagramは必須です。
ビジュアルとの相性が抜群で、集客に直結します。

ダンススタジオや貸し会議室など他のジャンルでも、やるに越したことはありません。
オープン前からアカウントを育てておけば、オープン初日から集客の流れが作れます。


⑨ 公式ホームページの作成

ダンススタジオや貸し会議室など、リピーターがつきやすいジャンルで出店する場合は、公式ホームページを作成しましょう。

方法はいくつかあります。

  • UpNow(アップナウ): ポータルサイトの延長みたいな感じで、簡単に作れて予約システムも内蔵されています。手軽に始めたい方におすすめ。

  • WordPress / STUDIO / Wix: オリジナリティを出して、細かくカスタマイズしたい方向け。

  • バイブコーディング(AIコーディング): AntigravityやClaude Codeなど、AIにコードを書いてもらう方法。本当に一瞬でホームページが作れます。

WordPress、STUDIO、バイブコーディングで作った場合は、別途予約システムを導入する必要があります。
「予約よやクルpro」「Amelia」などが代表的です。

もう一つの選択肢として、スペースマーケットやカシカシの「プロモーションリンク」を使う方法もあります。
ポータルサイト経由の手数料がかからず、クレジットカード手数料(3%台)だけで済むので、コスパは抜群です。


⑩ ポータルサイトへの申請(タイミングが超重要!)

最後に、オープンできる日がわかったら、その数日前にポータルサイトへの申請を行います。

申請先は以下の5つです。

  • インスタベース

  • スペースマーケット

  • カシカシ

  • スペイシー

  • 空箱 by GMO

ここで絶対にやってはいけないことがあります。

それは、早すぎる申請です。

なぜかというと、ポータルサイトに掲載されると、最初の数日間は**「新着スペース」として検索上位に表示される**ボーナス期間があるんですね。

この期間に一気に予約を入れて実績を積むことで、ボーナス期間が終わった後もSEO的に優遇された状態を維持できます。

つまり、まだオープンしていないのに早めに申請してしまうと、一番おいしいボーナス期間を無駄にしてしまうということです。
ここのタイミングだけは慎重に見極めてください。


まとめ:入居前の準備が「最速オープン」を決める

契約してから入居するまでの期間は、何もできない空白の時間ではありません。
むしろ、ここでどれだけ段取りよく動けるかが、最速オープンできるかどうかの分かれ道です。

やることを改めて整理すると、

  1. 内装業者への発注

  2. 家具・備品の発注

  3. カメラマンの発注

  4. インターネット・水道光熱費の契約

  5. お店の名前を決める

  6. 看板・ウィンドウサインの発注

  7. Googleカレンダーの準備

  8. SNSアカウントの作成

  9. 公式ホームページの作成

  10. ポータルサイトへの申請

この10項目です。

入居日にバタバタしないためにも、契約が決まった瞬間から一つずつ進めていってくださいね。

ではまた!