アメリカの連邦裁判所から訴えられたことがあります。

前回の店の話です。
今日は全部話します。

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ある朝、売上金がぜんぶ凍った

売上金の凍結

ある朝、eBayから1通の通知が届きました。

「あなたのアカウントは、裁判所の命令で制限されました」

出品は止まり、アカウントに残っていた売上金も、全額引き出せなくなりました。

身に覚えがない。
あわてて調べたら、訴えられたのは、キャラクターものの帽子1個。
$83.20で売った、公式ストアの正規品です。
この帽子を売ったのは、なんと10ヶ月も前でした。

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正規品なのに、なんで?

正規品でも国境を越えるとNG

売ったのは偽物ではありません。
公式ストアで売られている、ちゃんとした正規品です。

でも、キャラクターの権利を持っている会社が、アメリカの裁判所で「海外のセラーをまとめて訴える」タイプの訴訟を起こしていて、そのリストにぼくの店の名前が入っていました。

ここで初めて知りました。

ライセンスというのは「その国で・その販売者が」売る権利のこと。
日本で正規品を買っても、許可なくアメリカのお客さんに売ったら、商標権の侵害になり得る。

「正規品だから大丈夫」は、国境を越えると通用しませんでした。

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弁護士に相談して、交渉は自分でやった

交渉はAIと自分で

正直、通知が来た日は頭が真っ白でした。詰んだ、と思いました。

まず日本の法律事務所に相談して、アメリカの弁護士さんともZoomで話しました。
そこで分かったのは、全部お任せすると、弁護士費用が和解金を超えかねないこと。

なので相談はしつつ、相手の弁護士との交渉は、英語のメールで自分でやりました。

そのころ、Chat GPTがちょうど出てきたころでした。
Chat GPTにどうすべきか相談しました。
すべてChat GPTの言うとおりに対応し、英文を書いてもらい、メールを送りました。

提示された和解額には、「個人なので、そんなに余裕がないです」と正直に返しました。
そうしたら、25%下げてくれました。

合意してからは6日で、署名して送金まで完了。
放置すると「裁判に出てこないなら負け」という判決になって、もっと重くなるからです。

早く、正直に、書面で。
これに尽きました。

このときからAIのすごさに気づきました。
訴訟対応もしてくれるんだ。
こんなに心強いものはない。

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結果: 2ヶ月で復活。勉強代は30万円

凍結解除まで2ヶ月・勉強代30万円

約2ヶ月で、アカウントの凍結は解除されました。
訴訟のリストからも外してもらえた。

ただ、和解金と相談料をあわせて、30万円が消えました。

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いまの店では、入り口でぜんぶ止めてる

キャラものは入り口でブロック

その反省で、いまの店にはルールがあります。

キャラクターものは、出品の入り口でぜんぶブロック。
ブロックリストにあるキャラクターの名前が商品名に入っていたら、出品担当はそもそも出品しません。

売れたかもしれない商品を捨てることになります。
でも、あの数十万円を思い出せば、ぜんぜん安い。

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出品する前に、AIに聞いてください

売る前にAIに聞く

これから物販や輸出をやる人に、ひとつだけおすすめがあります。

出品する前に、AIに聞いてください。

「この商品、海外で売って権利的に大丈夫?」

これだけで、キャラクターものの危なさは、ほぼ一発で警告してくれます。
ぼくが数十万円払って学んだことを、AIは出品前の10秒で教えてくれる。

あぶない、あぶない。

「キャラクターものは、売る前にAIに聞く」