
レンタルスペースを5年やって、23部屋を出してきました。
不動産契約をするとき、保険の加入が必須となります。
ただ、5年23部屋の運営をしてきて、一度もお世話になったことがありません。
それどころか、よく特約であるような、出来事も起こっていません。
弁護士にお願いするような事件は、一度もありません。
休業しなければいけない事故も、一度も起きていません。
ぼくだけでなく、多くの人は起こっていないのではないでしょうか。
だからぼくは、保険をなるべく薄くしています。
保険の話になると「入っておいたほうが安心ですよ」で終わりがちです。
でも安心は、毎月のお金で買っています。
今日は、ぼくが何に入っていて、何に入っていないかを正直に書きます。
レンタルスペースの保険は、入るか入らないかの話ではない

保険を決めるとき、ぼくは3つだけ見ます。
それが起きる確率
起きたときにいくら失うか
その金額を、自分が払えるか
この3つで決まります。
「不安かどうか」で決めると、だいたい入りすぎます。
保険料は毎月かならず出ていきます。
事故は、来るかどうかわかりません。
レンタルスペースは、この計算で有利な商売です。
在庫がありません。
従業員もいません。
だから事故が起きたときに失うものが、最初から小さいんです。
弁護士特約は、入っていません
「弁護士特約はあったほうがいい」と言う人はいます。
気持ちはわかります。
でもぼくは5年で23部屋やって、弁護士が必要になったことが一度もありません。
利用者とのやりとりでこじれたことはあります。
それでも、話し合いと規約の確認で終わっています。
もし本当に必要になったら、そのとき相談すればいい。
法テラス、弁護士ドットコム、自治体の相談窓口。
入口はいくつもあります。
毎月払い続けるお金と、起きた日に1回払うお金。
ぼくの場合は、後者のほうが安く済んでいます。
ここは正直に書きますが、運がよかった部分もあります。
5年で一度もなかったからといって、6年目もないとは限りません。
それでも、起きていないことに毎月払い続けるより、起きた日に動くほうが性に合っています。
休業補償も、入っていません
休業補償は、店が止まったときの売上を補ってくれる保険です。
レンタルスペースで店が止まるのは、火事、水漏れ、設備の故障、建物の工事。
どれも起こりえます。
でも5年で、休まざるをえない事態は一度も起きていません。
判断はさっきの3つと同じです。
プラスで払う金額、起きる確率、起きたときに耐えられるか。
ぼくの場合、部屋が23に分かれています。
1部屋が止まっても、他の部屋は動きます。
全体の売上が止まるわけではないので、耐えられる範囲だと考えています。
逆に、1部屋だけで生活費をまかなっている人は、判断が変わると思います。
その1部屋が止まった月に収入がゼロになるなら、入る意味があります。
同じ商売でも、答えは人によって違います。
それでも入っているもの

火災保険には入っています。
これは選んでいるのではなく、賃貸の契約で加入が条件になっているからです。
入らないと部屋を借りられません。
不動産屋で紹介されたものが高価であれば、自分で安い保険を探します。
ぼくはよく少額短期保険を使います。
法規制で1事故あたり最大1,000万円まで。
レンスペの日常トラブル(備品破損・少額賠償)には、これで実用十分。
金額は1年で1万円前後。
23部屋ぶん払っていますが、ここは削れない支出です。
削れないものは払う。
削れるものは、確率とコストで判断する。
ぼくの線引きはそれだけです。
ポータルサイトの保険で、以前あったこと
以前、ダンススタジオの鏡をお客さんが割ってしまったことがありました。
お客さんはポータルサイトからのご予約でした。
鏡は、修理に10万円弱かかりましたが、全額補償を受けることができました。
ポータルサイトには、それぞれ補償のしくみがあります。
自分の保険で全部を埋めようとする前に、いま使っているポータルサイトが何をどこまで見てくれるのかを読んでおくのがいいと思います。
日本人は、保険が好きなのかもしれない
「もしものために」と言われると、断りにくいです。
でも毎月の固定費は、確実に利益を削ります。
起きるかどうかわからない事故のために払ったお金は、起きなければ戻ってきません。
ぼくのやり方は単純です。
とにかくコストを落とす。
起きたら、そのときに動く。
これで5年もちました。
もちろん、明日壊れるかもしれません。
そのときはそのときで、スポットで対応します。
まとめ
- 保険は「不安かどうか」ではなく、確率・損害額・払える金額の3つで決める
- 弁護士特約は入っていない。5年23部屋で必要になっていない。必要になったらスポットで相談する
- 休業補償も入っていない。部屋が分散していて、1部屋止まっても全体は止まらないから
- 火災保険は契約の条件なので入る。削れないものは払う
- ポータルの補償と自分の保険が、重なっていないか確認する
あなたがいま払っている保険料は、月にいくらですか。
その保険で避けたい事故は、これまで何回起きましたか。
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