eBay有力セラーの発送を調べてみた結果(配送方法・日数)

eBayジャパンが表彰した日本のセラー20店が、
何で配送をして、何日で発送しているのかを調べました。

アメリカ向けの配送でいちばん多かったのは、CPaSSで送るSpeedPAK。
20店のうち11店です。
発送までの日数は、1日の店と10日の店に、くっきり分かれました。

前回調べた、返品と配送除外国の続きです。

ぼくの店の発送は、入金から3営業日以内。
配送会社は、CPaSSという発送の画面で、荷物ごとに選んでいます。
上の店は、どの会社で、何日で送っているのか。
ずっと気になっていました。


調べ方: 出品の設定と、商品説明を読む

対象は、前回と同じ20店です。
1店につき1品ずつ、eBayのデータで2つを見ました。

・アメリカのお客さん向けの配送サービス
・発送日数(入金から発送までの日数)

あわせて、商品説明に書いてある配送会社も読みました。
発送日数が10日だった4店は、もう1品ずつ見ています。


配送方法: いちばん多いのはSpeedPAK

配送方法: いちばん多いのはSpeedPAK

アメリカ向けの配送サービスは、こうでした。

アメリカ向けの便(出品の設定名) 店の数
eBay SpeedPAK(CPaSS) 11
Expedited Shipping from outside US(速達・1〜4日) 7
Economy Shipping from outside US(エコノミー・11〜23日) 2

※日数は、eBayが出しているお届けの目安(営業日)

SpeedPAKは、eBay公式の配送パートナー(Orange Connex社)の配送サービスです。
速達とエコノミーの2つは、配送会社が決まっていない便。
店がEMS・FedEx・DHL・日本郵便などから選んで送ります。

SpeedPAKの中では、Express(1〜3日)が3店、Expedited(1〜4日)が7店、Standard(5〜9日)が1店。
1〜4日で届くSpeedPAKの10店と速達の7店で、20店のうち17店が、アメリカに1〜4日で届く便を用意していました。


SpeedPAKで送る=CPaSSで送る

CPaSSの配送業者と配送サービス選択画面

CPaSSは、eBayが作った「発送の管理画面」です。
売れた商品の送り状を作って、配送会社を選ぶところ。
ぼくの店のCPaSSで選べる便は、DHL経由、FedEx経由(2種類)、Economyの4つ。
ぜんぶSpeedPAKです。

CPaSSという言葉は、出品の設定には出てきません。
でも、SpeedPAKが見えれば、それはCPaSSです。
受賞20店のうち、少なくとも11店がCPaSSでした。

「少なくとも」なのは、出品の設定と、実際に使う便がちがうことがあるからです。
ぼくの店がそうです。
アメリカ向けの設定は速達(Expedited)ですが、実際はCPaSSでSpeedPAKを使っています。


配送会社: 郵便とクーリエを使い分けている

配送会社: 郵便とクーリエを使い分けている

商品説明に配送会社を書いていたのは、20店のうち13店でした。

商品説明に書いてある配送会社 店の数
FedEx 10
DHL 10
日本郵便(EMS・エアメールなど) 10
UPS 5

FedEx・DHL・UPSは、民間の国際宅配便(クーリエ)です。
EMSとエアメールは、日本郵便の国際便です。

おもしろかったのは、13店のうち8店が、郵便とクーリエの両方を書いていたこと。

たとえば、こんな使い分けです。
・ふだんは日本郵便。重さの制限などで、FedExかDHLになることもある(アニメグッズの店)
・エコノミーはエアメール、追跡つきの速達はFedEx・EMS・DHL(トレカの店)

重さ、大きさ、急ぐかどうか。
荷物ごとに、便を選び分けていました。


発送日数: 1日の店と10日の店

発送日数: 1日の店と10日の店
発送日数(営業日) 店の数
1日 7
2日 1
3日 2
5日 3
6日 1
7日 2
10日 4

真ん中は4日です。

1日の7店は、ブランドバッグ(3店)、カメラ、ゲーム機、自動車パーツ、ブランドアクセサリー。

10日の4店は、トレカ、カメラ、オーディオ、腕時計とフィギュア。
もう1品ずつ見ると、3店は同じ10日、1店は5日でした。

同じカメラでも、1日の店と10日の店がありました。

10日のカメラの店は、商品説明に「実店舗やほかのサイトと、在庫を共有している」と書いていました。
売れた品は、全国のどこかの店舗にある。
そこから集める日数を、入れているのかもしれません。

ここは、ぼくの仮説です。


1日の店は、トップレートプラスの条件をそろえている

1日の店は、トップレートプラスの条件をそろえている

eBayには、「トップレートプラス」というマークがあります。
トップレートセラーの店が、次の2つをそろえた商品に付きます。

・発送が当日か、1営業日以内
・30日以上の返品を受けて、返送料が無料

マークは、検索結果と商品ページで目立つように出ます。
発送1日の7店のうち6店は、前回調べた返品も「30日以上・返送料セラー持ち」。
2つの条件をそろえていました。


上位の店は有在庫。ぼくの店は無在庫で3日以内に発送

上位の店は有在庫。ぼくの店は無在庫で3日以内に発送

ぼくの店は、発送3営業日です。
受賞20店の真ん中(4日)より、少し速い。
でも、1日の店には届きません。

ただ、そもそも売り方がちがいます。
受賞セラーは、在庫を手元に持って売る「有在庫」の店が多い。
受賞ページや商品説明に、在庫や実店舗のことを書いている店が7店。
全国に店舗を持つカメラの店、約8,000点の在庫を持つゴルフの店、東京に実店舗がある時計の店。
ほかにも、中古品を自分で検品して売る店が目立ちました。

1日で送るには、品が手元にあることが前提です。
ぼくの店は、ほとんどが無在庫。
売れてから仕入れて、品が届くのを待ってから送ります。
なので、1日で送るのはむずかしい。

返品は60日・返送料こちら持ちなので、返品の条件はそろっています。
商品の条件で足りないのは、発送日数だけ。

ただ、無在庫で雑多に出していくと、その中から「鉄板の商品」が出てきます。
よく売れて、利益もとれる商品です。

それを有在庫にして、利益の柱にする。
これが大事です。
ぼくも以前のeBayでは、主力の商品を有在庫にしていました。
いまの店も、9月から有在庫を少しずつはじめています。


まとめ: 上の店は、在庫を持って速く送る

・アメリカ向けの配送は、SpeedPAK(=CPaSS)が20店のうち11店でいちばん多い
・配送会社を書いていた13店のうち8店は、郵便とクーリエを使い分けている
・発送日数は1日が7店でいちばん多いが、10日の店も4店。真ん中は4日
・受賞セラーは在庫を持つ店が多い。1日で送るには、品が手元にあることが前提
・発送1日の店の多くは、トップレートプラスの条件もそろえている
・無在庫で見つけた鉄板の商品を、有在庫にして利益の柱にする

あなたの店の発送日数は、何日にしていますか?
一度、自分の出品を、お届け先アメリカにして開いてみてください。
そこに出る到着予定が、お客さんの見ている数字です。


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