コンテンツ販売の値上げは、AIに任せる。3つの流れ

コンテンツ販売では、「◯部売れるごとに値上げ」という売り方がよく使われます。

早く買った人ほど安く買えるので、迷っている人の背中を押せるからです。

ただ、この売り方は、決めるより、決めたとおりに続けるほうがむずかしい。

売れるタイミングは選べませんし、販売サイトが増えるほど、直すところも増えます。

だから、値上げの反映は、人の記憶ではなくAIに任せたほうがいい。

例えば、ぼくは手で回していたころ、値上げを2回忘れました。

前の価格のまま売れたのは5部、差額は1万円です。

いまは、売れた部数をAIが数えて、決まりどおりに上げています。

この記事で書くのは、3つです。

  1. 値上げが崩れる3つの原因
  2. コンテンツ販売の値上げを、AIで回す3つの流れ
  3. 自動にする前に決めること5つ(AIへの頼み方つき)

先に言うと、これで売上が増える、という話ではありません。

決めたルールを、決めたとおりに回すための話です。


1. 値上げが崩れる3つの原因

1つ目は、人の確認を待っているあいだに売れること。

売れるタイミングは選べません。

夜でも、1日に何部もまとめて売れることがあります。

値上げの前に「自分の確認」をはさむと、そのあいだに前の価格で売れてしまいます。

例えば、ぼくの教材は1日で5部売れた日に、夜の2部が前の価格のままでした。

ずれは見つけていたのに、ぼくの確認待ちで止めていたんです。

2つ目は、直すところが、販売サイトの数だけ増えること。

1回の値上げで直すのは、価格の欄だけではありません。

  • 決済リンク(押すとそのまま支払えるURL)
  • 自分のサイトの販売ページ
  • 各販売サイトの価格の欄と本文
  • 記事やブログの宣伝の文

販売サイトが3つなら、直すところは5か所以上になります。

3つ目は、販売サイトごとに表示がずれること。

販売サイトによっては、本文と価格の欄が別々に保存されます。

本文は直ったのに、価格だけ前のまま、ということが起きます。

例えば、ぼくはnote(記事を売り買いできるブログのようなサービス)で、教材が売り切れの表示のまま、4日以上買えなかったことがあります。

そしてもう1つ。

予告した値上げは、守らないと意味がありません。

値上げの直前は、迷っている人の決断が早くなるからです。

例えば、ぼくの教材で売れる間隔を調べると(21部)、値上げした直後は中央値(まん中の値)で8.4時間、次で値上げというときは3.5時間でした。

予告どおりに上げなければ、その予告はうそになります。


2. コンテンツ販売の値上げを、AIで回す3つの流れ

販売サイト3つ→台帳→段のずれ→手順書→反映→そろった

(販売サイト3つ→台帳→段のずれ→手順書→反映→そろった)

人がやるのは、「何部ごとに、いくら上げるか」を決めるところまで。

あとは、3つの流れでAIに回してもらえます。

① 売れた部数を、1つの台帳に集める

販売サイトがいくつあっても、部数は合計で数えます。

なので、全部の販売サイトの売上を、1つの表(台帳)に集めます。

自分で試しに買った分は、数えません。

例えば、ぼくの場合は、直販は5分ごとに自動で取りこみ、note・Brain(教材の販売サイト)は、購入のお知らせメールをAIが1日2回読んで書き足しています。

売れると、スマホに「売れました」と「次の値上げまで残り◯部」が届きます。

② 段のずれを見つけたら、手順書を自動で作る

自動で作られた値上げの手順書6通

(出典: ぼくの販売台帳のフォルダ。ファイル名の段の数字はぼかしています)

台帳の部数から、「いま何段目であるべきか」を計算します。

段の表と比べてずれていたら、値上げの手順書(新しい価格・直すところ・決済リンクの作り方)を自動で作ります。

例えば、ぼくの教材では、1か月半で6通の手順書が自動で作られました。

③ 反映して、販売サイトを開いて確かめる

手順書をAIに渡して、反映してもらいます。

決済リンクは、決済サービスのAPI(プログラム用の入口)で作り直せます。

大事なのは、反映したあと、販売サイトの公開ページを開いて確かめることです。

価格・部数・買える状態か。

ここまで見て、はじめて「値上げが終わった」と言えます。

例えば、ぼくの場合は、決まりどおりの値上げなら、許可を待たずにその日のうちに反映します。

販売サイトによっては、価格の欄の入力だけAIの安全チェックで止まるので、そのときだけぼくが押しています。


3. 自動にする前に決めること5つ

  1. 何部ごとに、いくら上げるか(段の表)
  2. どこで止めるか(最後の段=定価)
  3. 部数をどこで数えるか(全部の販売サイトの合計。自分の試し買いは除く)
  4. どこまでAIに任せるか(決まりどおりの値上げは任せる。段の表を変える・割引は自分で決める)
  5. 反映したあと、何を確かめるか(価格・部数・買える状態か)

決めたら、AIにはこう頼めます。

教材を3つの販売サイト(【直販のURL】【noteのURL】【BrainのURL】)で売っています。
【◯円】から【◯部】ごとに【◯円】ずつ上げて、【◯円】で止めたいです。
1. 段の表を、1つのファイルに書いてください
2. 売れた部数を、販売サイトの合計で数える台帳を作ってください。自分の試し買いは数えないでください
3. 台帳の部数と段の表がずれたら、直すところの一覧を出してください
4. 直したあと、3つの販売ページを開いて、価格と「買える状態か」を確かめてください
5. わたしが画面で押す必要がある操作は、最後に1回にまとめて、欄の名前と数字とボタンまで書いてください

この流れは、『「AI×◯◯」コンテンツ販売の教科書』の第6部「6-5 価格|3部ごとに上げる段と、表示の点検」と、第7部「7-1 販売を1つの台帳にまとめて、売れたらスマホに知らせる」に、手順とAIへの頼み方とつまずきを書きました。

付録15(販売台帳と通知)と付録16(値上げの段+表示点検)には、ぼくが毎日使っているツールを、見本つきで入れています。

AIでどこまで自動にするかは、各サービスの規約を確かめたうえで、自己責任で決めてください。


まとめ

コンテンツ販売の値上げを、AIで回す流れは3つです。

  1. 売れた部数を、1つの台帳に集める
  2. 段のずれを見つけたら、手順書を自動で作る
  3. 反映して、販売サイトを開いて確かめる

決めたルールを、決めたとおりに回す。

それを、人の記憶ではなく、AIに任せる。

あなたの教材は、何部売れたら値上げしますか?


▼売れた部数の台帳と値上げのツールも、1冊にまとめてあります

フォロワーゼロから利益87.2万円まで、47日間の数字と失敗と手順を、全部書いた教科書です。

録音から記事、教材、販売ページ、売れたあとの台帳まで。うちで毎日使っているツールも付録に入れました。

『「AI×◯◯」コンテンツ販売の教科書|フォロワーゼロから利益87.2万円』

販売価格は3部売れるごとに2,000円ずつ値上がりします(上限あり)。内容・最新価格は販売ページをご確認ください。