【eBay】競合セラーとの向き合い方

9月29日から、うちの主力の品が、ほとんど売れなくなりました。

それまでは週4〜6件。

そこから12日間で、1件です。

最初に疑ったのは「設定が変わった?」でした。

値段、送料、返品の条件、広告、出品の書き換え。

ぜんぶ調べました。

何も変わっていませんでした。

変わっていたのは、競合でした。

同じ商品を出すお店が、急に増えていたんです。

そして、気づくまでに2週間かかりました。

これがいちばんの反省です🐹

やることは3つだけにしました。

決めた利益までは戦う。

それより下は追わない。

相手が出てきたら、すぐ気づく。


何が起きていたか

まず、どこで落ちたのかを分けました。

eBayは国ごとにサイトがあります。

Amazon.co.jpとAmazon.comが別なのと同じです。

落ちていたのは、ebay.com(アメリカのeBay)に出している主力の品だけでした。

同じebay.comでも、ほかの種類の品は売れていました。

ほかの国のeBayでも、同じ期間に週4件くらい売れていました。

eBayの注文データを、出品したサイト別に週ごとに数えて書き出したもの(キャンセルは除く)

出典: eBayの注文データを、出品したサイト別に週ごとに数えて書き出したもの(キャンセルは除く)

しかも、見られている数は減っていません。

1日約700回、ずっと横ばいです。

つまり、見られているのに、うちで買われていない。

ここで、値付け担当と営業企画担当に、同じ商品を出しているお店を数えてもらいました。

日本から、うちと同じ型番を新しく出した数は、10日あたり約230件でした。

それが9月21日〜30日は406件。

10月1日〜10日は534件。

9月27日には、1つのお店が1日で137件を出していました。

うちが売れなくなったのは、その2日後からです。


競合には3つの型がある

競合には3つの型: 同じ個体・同じ商品・丸パクリ

調べると、相手は3つの型に分かれました。

A: 同じ仕入先の、同じ個体を出しているお店

写真がまったく同じです。

ある1つのお店は、688件のうち352件が、うちと同じ写真でした。

無在庫なので、売れたほうが仕入先から買います。

相手で売れたら、うちの出品は在庫切れになります。

早い者勝ちです。

ちなみに、この相手の1人は、ぼくが以前この仕入先を教えた友人でした。

まねされたわけではありません。

同じ仕入先を見ていれば、同じ商品にたどり着きます。

B: 仕入先は違うけれど、同じ商品を出しているお店

フリマアプリから仕入れるお店。

アメリカ国内の個人。

1日に何百件も出す業者。

C: うちの出品を、まるごとまねるお店

以前eBayをやっていたときは、これも出ました。

うちの出品を、ほとんどそのまま写した出品です。

写真は仕入先のものなので、写真では見分けられません。

タイトルと説明文で見分けます。

土俵はばらばらです。

でも、お客さんから見れば、どれも同じ商品です。

だから、やることも同じにしました。


戦い方は3つ

①決めた利益までは、値段で戦う

うちの最低ラインは、利益5%、かつ1,500円。

そこまでは、相手より1ドル安くします。

見回りは1日2回にしました。

調べてわかったことがあります。

値付け担当の見回りが、9月16日から店の半分で止まっていました。

約6,200件のうち、毎回約3,000件で終わっていたんです。

それに、一番安い出品が最低ラインより下の安物だと、そこで追うのをやめていました。

その後ろにいる、同じ個体の相手を見ていなかったんです。

同じ個体で相手のほうが安かった165件のうち、約120件はこの見落としでした。

いまは全件を見て、最低ラインより上の相手には勝ちにいきます。

②値段以外で選ばれるようにする

見られている数が多い品から順に、こうしていきます。

  • 値下げの相談(Best Offer)を受けつける
  • 1枚目の写真を、相手と違うカットにする
  • 商品の項目(Specifics)を、相手より1つ以上多く入れる
  • 説明文を、くわしく読みやすくする
  • お店の評価を、説明文の中で伝える

ひとつ注意があります。

eBayのルールでは、商品の写真に文字や宣伝を足すのは禁止です。

お店の評価や特徴のまとめは、写真ではなく説明文に入れます。

eBay公式「画像に関するポリシー」(実際の画面)

出典: eBay公式「画像に関するポリシー」(実際の画面)

③それより下は、追わない

残りの38件は、相手が最低ラインより安く売っていました。

差の正体は送料です。

相手は安くて遅い送り方(お届け3日〜3週間)。

うちは速い送り方(6〜8日)。

ここは、深追いしません。

出品はそのまま残して、ほかの品で勝ちます。


いちばん大事なのは、気づくこと

相手の型がどうであれ、やることは同じ。

だから、どんな型の相手でも、出てきたことに気づけるかがすべてです。

気づかないと、「なんか最近売れないな」で素通りしてしまいます。

ぼくは2週間、素通りしかけました。

いまは、見張り担当が毎日3つを見ています。

  1. 売れ方の異常: いつものペースより明らかに少ないか
  2. 新しい競合: うちと同じ商品を、急にたくさん出したお店はないか
  3. 同じ個体・丸パクリ: うちと同じ写真や、そっくりのタイトルの出品が、新しく出ていないか

試しに、過去にさかのぼって当ててみました。

今回の件なら、10月3日に「4日間で0件(いつもなら3件ちょっと)」と知らせが鳴っていました。

実際に原因にたどり着いたのは、10月12日です。

9日早く気づけた計算です。

見張りの仕組みを過去の日付で動かした結果を、表に書き出したもの

出典: 見張りの仕組みを過去の日付で動かした結果を、表に書き出したもの


まねできる手順: 売れなくなったら確かめる5つ

「売れない」と感じたら、この順に確かめてみてください。

  1. どこで落ちたか: 国(サイト)ごと、商品の種類ごとに分けて数える
  2. 見られている数は落ちたか: 落ちていないなら、選ばれていない
  3. 自分で何か変えたか: 値段・送料・返品・広告・出品の書き換えの履歴
  4. 同じ商品の出品数は増えたか: 日本から同じ型番を新しく出した数を、10日ごとに比べる
  5. 同じ写真・そっくりの文章の出品はないか: 同じ写真なら同じ仕入先の相手。文章まで同じなら丸パクリ

ぼくはこの5つを、AI社員に毎日やってもらっています。

AIで自動化するかどうか、どこまで任せるかは、各サービスの規約を確認したうえで自己責任でお願いします。

うちのeBayまわりは、eBay Japanに問い合わせて、書面で答えをもらった範囲で動かしています。


打ち手は、考え方で変わる

競合への打ち手は、ほかにもあります。

売れ筋は在庫を持つ。

買い取りを始める。

仕入先を開拓する。

どれも正解です。

どれを選ぶかは、eBayにどこまで手をかけて、どこまで伸ばしたいかで変わります。

ぼくの方針は決まっています。

AIと無在庫で、月10〜30万円を、手をかけずに稼ぐ。やらない理由がない。

在庫を持つやり方は、9月に少し試して、やめました。

ぼくの方針には合わなかったからです。

だから、ぼくの打ち手は3つだけです。

決めた利益までは戦う。

それより下は追わない。

そして、相手が出てきたら、すぐ気づく。

あなたのeBayは、どこまで手をかけて、どこまで伸ばしたいですか?

そこが決まると、競合への向き合い方も決まります。


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