
11月1日から、EUに送る荷物には「商品を特定する番号」が必要になります。
eBayから、こんなメールが届きました。

さっそく、点検担当に全部の出品を数えてもらいました。
出品中の6,097件のうち、型番の欄が空、または型番ではない言葉が入っていたのが848件。
今日のうちに、223件を直しました。
▼10月1日からのEU向けDDP(関税込みの送り方)の話は、こちら
https://rental-space.net/articles/2026-10-01-ebay-eu-ddp-day-fixes.html
なにが変わるのか
決めたのは、eBayではなくEU(欧州委員会)です。
EUの外から送られてくる荷物には、11月1日から「PID」が必要になります。
PIDは、Product Identifier(商品を特定する番号)の略です。
欧州委員会のページにも、同じことが書いてありました。

7月1日からは、任意で申告できる期間。
11月1日からは、必須です。
目的は、危ない品やルール違反の品を税関で止めることです。
7月から始まった€3の関税と、同じルール改正の一部です。
DDPの次は、PID。
EU向けは、秋に2つ続けて変わります。
しないとどうなるか
eBayのメールには、こう書いてありました。

送り方で、困ることが変わります。
- eBay International Shipping(eBayが代わりに海外へ送るサービス)を使う店 → EUのお客さんに出品が見えなくなるおそれ
- 自分で送る店、SpeedPAK(eBay公式の配送サービス)を使う店 → 配達が止まる、時間がかかる、通関で遅れるおそれ
うちはSpeedPAKです。
通関で止まると、お客さんには「届かない」になります。
届かなければ、未着のケースです。
10月中は、番号がなくても罰則はありません。
「今のうちに入れて、試して、穴を見つけて直してください」とも書いてありました。
なので、今日やりました。
必要な番号は3つ
メールに書いてあった、必要な番号です。

日本語にすると、こうです。
- M-PID: eBayの出品番号
- NS-PID: メーカーが付けた型番(MPN)など
- S-PID: 世界共通のバーコードの番号(JAN・EAN・UPCなど)
1つずつ、うちの店の答えを書きます。
番号①: M-PID(出品番号)→ 何もしなくていい
出品番号は、eBayがすべての出品に自動で付けています。
ここは、どの店も対応ずみです。
番号②: NS-PID(型番)→ 86%は入っていた
ここが本題です。
eBayの出品には「MPN」という型番の欄があります。
最初に数えたとき、型番が入っていたのは78%でした。
「2割も空なのか」と思いました。
でも、数え直したら違いました。
商品の種類によって、型番の欄の名前がちがったんです。
「MPN」の品もあれば、「Manufacturer Part Number」や「OE/OEM Part Number」の品もある。
最初は「MPN」の欄しか見ていませんでした。
全部の欄を見て、数え直した結果です。
- 型番あり: 5,248件(86%)
- 空、または「該当なし」: 649件
- 型番ではなさそうな言葉: 199件
空の649件は、仕入元の商品名にも型番が書いていない品がほとんどでした。
仕入元の商品名から、型番らしい英数字を拾ってみると、候補は96件。
でも、目で見ると、サイズや規格の数字まで拾っていました。
本物の型番だと確かめられたのは、16件だけでした。
その16件は、型番を書き込みました。
試しの10件は、お客さんの画面で新しい型番が出ているのを確かめています。
メールにも「すべての商品に型番があるわけではない」と書いてあります。
型番がもともとない品は、いまは「該当なし」のままです。
番号③: S-PID(バーコード)→ 1件だけ。でも、なくていい
世界共通のバーコードの番号が入っていた出品は、6,097件のうち1件でした。
うちは中古品が中心で、バーコードの番号が分からない品が多いからです。
メールには、こうあります。
「S-PIDがあれば、NS-PIDの代わりにもなる」。
逆に言うと、型番があればバーコードは必須ではありません。
なので、ここは追いかけないことにしました。
さらに: 型番の欄に、型番じゃない言葉
eBayの3つは、これで終わりです。
さらに、数えている途中で見つけたことがあります。
型番の欄に、型番じゃない言葉が入っていました。
ブランド名だけ。
商品の呼び名だけ。
途中で切れた文字。
出品担当が型番を拾うときに、商品名から違う言葉を拾っていたんです。
税関から見ると、これは「まちがった番号」です。
空より困ります。
これは158件。
ぜんぶ「該当なし」に直しました。
直したあとに、全部の出品を読み直しました。
すると、型番がちゃんと入っている品でも、もう1つの型番の欄にゴミが残っていたんです。
同じ品の別の欄に正しい品番があったものは、その品番にそろえました(49件)。
逆に、数字はなくても本物のモデル名やメーカーのコードは、そのまま残しています。
「数字がない=ゴミ」ではないからです。
直す前の値は、全部の出品で保存してあります。
まちがえていたら、いつでも元に戻せます。
まとめ
EU向けのPIDで、うちの店がやったことです。
- M-PID(出品番号)→ eBayが自動で付けている。何もしない
- NS-PID(型番)→ 86%は入っていた。確かめられた16件に型番を書き込んだ
- S-PID(バーコード)→ 1件だけ。型番があれば必須ではないので、追いかけない
さらに、
- 型番の欄の、型番じゃない言葉 → 158件を「該当なし」に。49件は正しい品番にそろえた
直したのは、ぜんぶで223件。
いまの型番の欄は、こうなっています。

まだ分からないことも、2つあります。
SpeedPAKの伝票に、型番がどう渡るのか。
型番がもともとない品を、11月から、EUにどう送るのか。
eBayの案内を待って、分かったらまた書きます。
あなたの店の型番の欄、ちゃんと型番が入っていますか?🐹
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