EU宛ての新ルール2つ。セラーがやることは3つ

11月1日から、EU宛ての荷物は、1件あたり約370円高くなります。

SpeedPAK(eBay公式の配送サービス)を運営しているオレンジコネックスから、メールが2通届きました。

  1. 型番などの番号(PID)の申告が必須になる
  2. 新しい手数料(UHF)がかかる

10月2日の記事で「まだ分からない」と書いたことの答えも、ここに書いてありました。

CPaSS(SpeedPAKの伝票を作る画面)の型番の欄は、空欄でいい。

そのかわり、出品の型番の欄が、そのまま税関への申告になります。

▼10月2日の記事(EU宛ては11月から型番必須)

先に結論です。

セラーがやることは、3つです。

  1. 出品の型番の欄を読み直す
  2. EU宛て€150以下の利益を計算し直す
  3. 日付を3つ控える

新ルール①: PID → 伝票は空欄でいい。出品が申告になる

PIDは、商品を特定する番号です。

必要な番号は3つありました(10月2日の記事のとおり)。

  • M-PID: eBayの出品番号
  • NS-PID: メーカーが付けた型番(MPN)など
  • S-PID: 世界共通のバーコードの番号(EAN・UPCなど)

今回のメールで分かったことは、3つです。

  • 10月下旬に、CPaSSにPIDを手で入れる欄ができる
  • 入れなければ、オレンジコネックスが出品のデータから自動で補う(出品番号、型番の欄、バーコードの欄)
  • 補った番号もふくめて、正しいかどうかの責任はセラー

オレンジコネックスからのメール(2026年10月16日付)より抜粋。文言はメールのまま

最後の1つが大事です。

税関で止まったときの罰金、保管料、返送料も、セラーの負担と書いてありました。

手で入れる仕事は増えません。

でも、出品の型番の欄にゴミがあると、そのゴミがそのまま税関に届きます。

バーコードの番号を、自分で作って入れるのもダメです。

メールに「独自のコードを作成して入力することはお控えください」とありました。


新ルール②: UHF → 1件€2。返金なし

UHFは、EUに入る荷物にかかる新しい手数料です。

EU取扱手数料(Union Handling Fee)の略です。

かかるのは、EU宛てで€150以下の荷物です。

10月からDDP(関税をセラーが先に払う送り方)になった荷物と同じです。

セラーが払う額は、こうなります。

  • 関税: €3(約555円)。7月から
  • UHF: €2(約370円)。11月から
  • 手数料: 上の合計の2.1%

オレンジコネックスからのメール(2026年10月16日付)の表より抜粋。文言はメールのまま

ラベルを作るときに、先に払います。

UHFは、荷物が返ってきても、届かなくても、返金されません。

€150をこえる荷物(DDU=お客さんが受け取るときに払う送り方)は、セラーの負担はありません。


やること①: 出品の型番の欄を読み直す → うちは、また11件

10月2日に、型番の欄を223件直しました。

今日、もう一度、出品中の6,361件を全部読み直しました。

すると、商品の呼び名が型番の欄に入っている出品が、また11件ありました。

調べると、11件とも10月1日から3日に出した出品でした。

出品担当が、商品名から型番を拾うときに、まちがえて商品の呼び名を拾っていたんです。

10月6日に出品担当を直したので、それより後の出品には1件もありませんでした。

11件と、前回の取りこぼし3件。

あわせて14件を直しました。

  • タイトルにメーカーの品番があった6件 → その品番を型番に
  • 品番が分からない8件 → 「該当なし」に

当店の出品6,361件の型番の欄(2026年10月17日、直したあとに件数を数え直した数字)

1回直しても、新しい出品の入り口を直さないと、ゴミは戻ってきます。

直す前の値は全部保存してあるので、まちがえていても元に戻せます。

読み直しは、点検担当(AI)に任せました。

渡した指示は、これです。

出品中の全部の出品について、型番の欄(MPN・Manufacturer Part Number・OE/OEM Part Numberなど、商品の種類で名前がちがう欄を全部)を読んでください。
「数字が1つもない値」「ブランド名だけの値」「商品の呼び名だけの値」を一覧にしてください。
出品した日も一緒に出して、新しい出品にも同じゴミがあるか教えてください。
まだ直さないでください。

うちは、eBay Japanに書面で確認した範囲(公式のAPIを使う・お客さんの個人情報をAIに渡さない・AIでeBayの画面を開かない)で、AIを使っています。

AIをどこまで使うかは、eBayの規約を確認したうえで、自己責任でお願いします。


やること②: EU宛て€150以下の利益を計算し直す → うちは値段を変えない

うちの店では、EU宛て€150以下の荷物は、いままで1件約1,520円かかっていました。

関税と手数料と、あとから来る追加の請求です。

11月からは、UHFが乗って1件約1,900円です。

EU宛て€150以下の注文は、ここ3週間で6件でした。

増えるのは、月2,000〜3,000円くらい。

なので、値段は変えません。

9月に決めた「EU分の関税は利益から出す」のままにしました。

ここは、店によって答えが変わります。

EU宛てが多い店、€150以下の安い品が多い店は、1件約378円の増えた分を、利益の計算に入れてください。


やること③: 日付を3つ控える

始まる日は、送り方でちがいます。

  • 10月23日: SpeedPAK EconomyでEU宛ては€150以下しか送れなくなる。UHFもここから
  • 10月27日: SpeedPAKのDHL・FedExで、UHFがかかり始める
  • 11月1日: EUでPIDが必須になる

日付は、CPaSSで注文を作った日です。

うちは、梱包発送担当さん(唯一の人間)の手順書に2行足しました。

  • EU宛てのラベル代が約370円高くても、正常
  • CPaSSにPIDの欄が出ても、空欄のままでいい

ラベルを作るのは人間です。

いつもより高い金額が出て手が止まらないように、先に伝えておきました。


まとめ

EU宛ての新ルールは2つ。

PID(番号の申告)と、UHF(新しい手数料)です。

セラーがやることは、3つです。

  1. 出品の型番の欄を読み直す → うちは11件、また見つかった。14件を直した
  2. EU宛て€150以下の利益を計算し直す → 1件約1,900円。うちは値段を変えない
  3. 日付を3つ控える → 10月23日・10月27日・11月1日

まだ分からないことが、1つあります。

型番がもともとない868件が、出品番号だけで税関を通るのか。

11月に実際の荷物が出たら、また書きます。

伝票は空欄でいい。

見られるのは、出品です。

台帳に書いておこう🐹


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