
「レンタルスペースって、投資になりますか?」
先に答えを書きます。
お金は、かなり早く増えます。でも、放っておいて増える「投資」ではありません。
ぼくは5年で23部屋のレンタルスペースを出してきました。
その数字と、不動産投資とのちがいから、この答えの理由を書きます。
数字だけ見れば、回収はとても早い

まず、ぼくの部屋で「最初にかけたお金が、何か月で戻ったか」です。
・1部屋目のダンススタジオ: 初期費用90万円 → 7か月で回収
・別のダンススタジオ: 初期費用142万円 → 13か月で回収
・パーティスペース1室: 初期費用88万円 → 11か月で回収
・ビル1棟(5部屋): 初期費用354万円 → 11か月で回収
この回収期間は、はじめの立ち上げ期もふくめての期間です。
契約・入居からのリアルな回収期間です。
1部屋目は、いまも毎月の利益が平均15万円ほどあります。
90万円を入れて、1年たたずに戻ってきて、そのあとは毎月15万円。
株や投資信託で、こんな戻り方はまずしません。
なので「投資として優秀ですか?」と聞かれたら、数字の上では「はい」です。
でも、ここで止めると誤解されます。
不動産投資とは、目的がちがう
「レンタルスペース 投資」と調べる人の多くは、不動産投資のようなものを想像していると思います。
お金を入れたら、あとは家賃が入ってくる、というイメージです。
不動産投資でやっていることを、ざっくり言うとこうです。
・銀行からお金を借りて、物件を買う
・家賃から返済と経費を引いた「差額」を、毎月受け取る
・何年か持ったら売って、「売ったときの差額」を受け取る
たとえば、5,000万円のアパートを、ほぼ借金で買ったとします。
条件しだいですが、毎月の差額は8万円前後。
10年持って売れば、それまでの差額と、借金が減った分が戻ってきて、自分で出したお金が2倍くらいになる計算です。
(※説明のための仮の数字です。金利や売れる値段で大きく変わります)
8万円のために、何千万円も借りる。
最初は「大がかりな割に少ないな」と思いました。
でも、不動産投資の人が買っているのは、お金ではなく「働かなくていい時間」なんです。
管理は会社に任せられるので、自分の手間はほとんどかかりません。
その代わりに、大きな借金の責任を負います。
レンタルスペースは、その逆です。
・物件は買わずに、借りる
・借金はほとんどしない(ぼくの1部屋目は貯金の90万円)
・利益が大きいのは、自分が働いているから
つまり、不動産投資は「大きな借金と引き換えに、働かなくていい時間を買う」もの。
レンタルスペースは「少ない元手と自分の手間で、早くお金を作る」もの。
同じ「部屋で稼ぐ」でも、やっていることがまったくちがいます。
投資のつもりで始めると、失敗するところ
レンタルスペースを「放っておけばお金が入るもの」だと思って始めると、ここでつまずきます。
1. 毎月、手間がかかる
掃除、問い合わせの返事、利用者のトラブル、値段の見直し。
外注や自動化でかなり減らせますが、ゼロにはなりません。
2. 当たり外れが大きい
すぐに回収できた部屋がある一方で、1年以上たってもまだ回収しきれていない部屋もあります。
開業してしばらく、赤字が続いた部屋もあります。
同じ人がやっても、場所と使い道で結果が大きく変わります。
3. 自分のものにならない
借りている部屋なので、大家さんの都合や建て替えで、終わることがあります。
ぼくも、再開発でビルごと出た部屋があります。
出るときは、元に戻す工事のお金もかかります。
不動産なら、うまくいかなくても物件は残ります。
レンタルスペースは、やめたら残るものがほとんどありません。
事業のつもりなら、こんなに始めやすいものはない
ここまで読むと、「じゃあ、やめたほうがいい?」と思うかもしれません。
ぼくの答えは逆です。
「小さなお店を開く」と考えれば、とても始めやすい事業です。
・100万円前後から始められる
・早い部屋なら、1年たたずに回収できる
・借金をほとんどしないので、失敗しても傷が浅い
・値段や見せ方を変えれば、数字がすぐ動く
カフェを開こうと思ったら、数百万円から1千万円かかると言われます。
それに比べると、元手の小ささと回収の早さは、かなり強いです。
向いているのは、こんな人です。
・数字を見て、値段や写真、説明文を動かせる人
・最初の数か月、手を動かす覚悟がある人
向いていないのは、こんな人です。
・何もせずに、毎月お金が入ってほしい人
・1部屋目から、数百万円をかけたい人
まとめ: 投資ではなく、元手の小さい事業
・レンタルスペースは、お金が早く戻る。ぼくの1部屋目は90万円が7か月
・でも、不動産投資のように「働かずに増える」ものではない
・不動産投資は、借金と引き換えに働かなくていい時間を買うもの。レンタルスペースは、少ない元手と自分の手間で早くお金を作るもの
・投資のつもりだと失敗する。事業のつもりなら、とても始めやすい
「投資になりますか?」と聞かれたら、ぼくはこう答えます。
「投資だと思わなければ、なります」
まずは、1部屋目にいくらかかるのかから始めてみてください。
▶ レンタルスペース経営 初期費用はいくら?23部屋分の実額
▶ レンタルスペースは儲からない?23部屋出した答え(損益分岐点)
▶ レンタルスペースのはじめ方(5年 23部屋の極意)
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https://rental-space.net
レンタルスペースの数字とやり方は、教科書にぜんぶ書いています。
レンタルスペース経営の教科書
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